ベタズリガラス

か~くん

今回はガラスの種類についてのお話です。

まずは下の写真をご覧下さい。

ベタズリ 面取りガラス

よく木製のドアなんかに使われていますが、その違いは何でしょう?



左のガラスはベタズリ(中スリ)ガラス、右は面取りガラスと言って、加工の方法が異なるんです。


面取りアップ ←このように面取りガラスのほうはガラスの表面を斜めに磨いて作られています。

ではベタズリガラスはどうやって加工されているのでしょうか?
今回はその過程をご紹介いたします。
まずは下の写真のように透明ガラスにテープを貼っていきます。

テープ貼り


それを、金剛砂を呼ばれる砂を噴射する加工機に通します。(結構年代物ですw)
つまりガラスに砂をかけてキズをつけているわけです。
サンドブラストとも言われますね。
ちなみにベタズリの場合は加工機の反対側まで通しますが、
途中まで摺った段階で引っ張り出すとボカシガラスになります。

加工機


ちなみにこの加工機はウチにはないので、問屋さんまで持っていって加工してもらいます。
ガラスが摺れたらホコリを落としてテープを剥がします。
するとこういうふうにテープを貼った部分だけが透明のまま残るというわけです。

ベタズリ


それを建具に入れて完成。

ベタズリガラス


意外と手間がかかってるでしょ?
特に透明部分が広い場合はテープを何度も貼らないといけないので更に手間がかかります。
なので、小さい寸法でも値段が高いなあと思われたときは、こういった手間がかかっていることをご了承いただければと思います。

ちなみに価格はベタズリ<面取りで、他にも腐食ガラスと呼ばれるエッチング加工を施すと更に高くなります。ただ、エッチングガラスのほうが汚れにも強く、加工部分の美しさは全く変わってきますけどね。
お店の入口やガラスの看板なんかで絵や文字が白っぽく加工されているのをよく見かけると思いますが、あれがエッチングガラスです。

タツミガラスではこういったガラス1枚からでもお引き受けしますので、
お気軽にお問い合わせ下さいませ。


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