お母さんの手鏡

か~くん

今回の手鏡修理の依頼は遠く青森県よりいただきました。

お母さんが大切に使っている手鏡が割れてしまい、ネットで検索されたところ当店に辿りついたとのこと。
そんなお母さん思いの娘さん、しかも僕の娘と同じお名前の方の依頼とあっては断る理由などなし! ってそんな理由で引き受けて大丈夫なんでしょうか?w



というわけで届いたのがこちらの木目のとても綺麗な手鏡。
手鏡修理  手鏡修理



では早速入れ替えていきましょう。
さて、まずは割れた鏡を取り除くのですが、いったいどうやって取り除くのかというと・・・


割りま~す
手鏡修理

豆カナという小さい金づちを使って本体を傷付けないよう慎重に割って行きます。

普通の金づちと比べるとこんなに小さいです。
手鏡修理

で、ある程度亀裂を入れれば通常は簡単に剥がれてくれるのですが、今回は結構接着剤が多く塗られているようでなかなか剥がれてくれません。予想外の展開にまたもや大量の汗が・・・

そこで今度はノミを使って剥がしていきます。
手鏡修理

小一時間かけて鏡も接着剤も綺麗に剥がれました
鏡を貼る面を綺麗にしておかないと接着不良を起こしたり、画像が歪んだりしますからね。
手鏡修理

そしてあらかじめ透明のガラスで型板を作り、微調整する所にマーキングした後鏡を切って、それから鏡を磨きながら大きさを整えていきます。
手鏡修理

最後に鏡を貼り付けて完成
手鏡修理


T様この度はどうもありがとうございました
綺麗に直ってよかったですね。
これからも末永くご愛用くださいませ。



手鏡修理のご相談は当店ホームページのお問い合わせフォームをご利用下さい
タツミ硝子店のHP


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